媒体 | SUPER CD-ROM2 |
ジャンル | クイズ |
価格 | 6,800円 |
発売日 | 1992年08月10日 |
メーカー | サン電子 |
クイズの星は、その名前の通り5種類のクイズを盛り込んだ1人から5人まで同時に楽しめるクイズゲーム集です。CD-ROMならではの大ボリュームの問題数と、魅力的なキャラクタがしゃべり、アニメーションしまくるのが売りとなっています。サン電子といえば、ファミコン時代から、可愛いのだけれどもどこかおかしな世界観のキャラクタが多いのですが、本作では良い方向に可愛らしさが働いており、受け入れて良いのか悪いのか理解に苦しむのは、上記にも貼ってあるタイトル画面のグラフィックスくらいです。1人プレイ専用の「ハート・オブ・ストーン」がメインとなっていますが、むしろパーティ向きな多人数で楽しめるクイズゲームが多く含まれているも注目点です。
「グランプリの狼」はF1をモチーフにしたは2人から4人プレイが可能な早押しクイズ。正解するごとにマシンがリードするので、いち早くゴールを目指します。トップから順にドライバーズポイントが与えられ、最終的な勝敗は全3ステージのドライバーズポイントの合計で競われます。また乗り込むマシンによって回答の制限時間とペナルティで休みになる回数が変化するなど、モチーフを生かしつつ、なかなか思考を凝らしたゲームになっています。また、細かい点ですが、回答権を得るための早押しと、回答の選択が別個になっているのも、クイズゲームとしてはなかなか珍しい仕組みです。
「Quiz Trumprix」は、クイズと神経衰弱に似たトランプを組み合わせたゲーム。クイズに正解すると、場に裏返しで広げられたカードを2枚引いていくことが出来ます。引いたカードの数字かマークが揃うとポイントとなり、続けて再度カードを引くことが出来ます。ポイントはカードの枚数ではなく、揃い方によって変化します。またカードの中にはイベントカードが含まれ、ポイントが増減したり、場のカードを操作したりするので、逆転のチャンスもある仕組みになっています。最大5人で遊ぶことが出来るのはPCエンジンならでは。
「問答」は、2人対戦の早押しクイズです。先に正解するごとに相手を攻撃、相手の体力をすべて奪った方が勝ちとなります。攻撃は早いほど強く、必殺技で大ダメージを与えることも可能。ただし間違うと自分がダメージを食らうので、両者不正解でドローゲームになんてことも発生する。また、答えが判らなかった場合にはガードすることもできるのは格闘ゲームを意識した特徴的なシステム。2本先制した方が勝ちとなります。
「連続クイズ今何問目!?」は1人プレイ専用で、50問中何問連続で正解できるかを競うゲームです。5択問題で、制限時間はありませんが、誤答は即ゲームオーバー。かなり厳しいルールです。実はこのクイズ、50問連続正解でゲームをクリアすると、最後にパスワードが表示されます。このパスワードを説明書に付いた応募券を添えてサン電子に送ると、先着50名にオリジナルグッズが当たるキャンペーンが行われていました。今となって謎ですが、いったい何が当たったのか気になります。
「ハート・オブ・ストーン」は、ストーリー仕立てのクイズゲーム。何者かに連れ去られた幼馴染の女の子を助け出すため、主人公の前に立ちはだかる敵との勝負を繰り広げます。ハート・オブ・ストーンは本CD-ROMのメインゲームと言っても過言ではなく、コロコロコミックやボンボンの漫画のように良い意味で無駄に壮大でライトに楽しめるストーリー、優れたキャラクタデザインとそれを丁寧に再現したグラフィックス、高山みなみ、かないみか、堀川亮、若本規夫、永井一郎ら、豪華声優陣による楽しくない訳がない安心の演技、飽きることのない大ボリュームの出題数など、当時のクイズゲームとしてはとてもよくできた部類のモノに仕上がっています。
裏ワザ ービジュアルテストー 1. タイトル画面で「左+I」を押しながら「RUN」を押す。 2. 通常と異なるゲーム選択画面が表示されたら「SELECT」を押す。 ークイズチェックテストー 1. タイトル画面で「左+I」を押しながら「RUN」を押す。 2. 通常と異なるゲーム選択画面が表示されたら「右」を押しながら「SELECT」を押す。 ー無限コンティニューー 1. ゲーム選択画面で「左+SELECT」を押しながら「I」を押す。 コンティニュー画面で、クレジット表示の数字部分が消え、無限コンティニューが可能になる。