Lizard man

 リザードマンは、南方遥か蛮族の国のまた向こうの密林にその祖を由来し、独自の文明を築くほどに高い知能を持ったトカゲの姿をした獣人である。第十三王朝時代のガルシス台頭に時を同じくして地下迷宮にその姿を見せるようになった。というのも、彼らはガルシスの魔力によりザナドゥに引き寄せられていたのである。ただ、その呪縛から解き放たれるのも比較的容易にあったようで、当時数多く見られた彼らの姿は、そうした魔力の影響から逃れ、故郷への家路を急ぐ姿であった、と事実を知ると少々感慨深いか。とはいえ、彼らとの出会いは、即時生死を掛けた戦いを意味する。しかもそれはガルシスの魔力云々ではない。単に種族的に元来好戦的であったという理由でだけだ。実際その場に居合わせれば感慨にふける余裕などありはしないだろう。

 レイランドの覇権広がる時代となっても、クローヴァー遺跡の奥地にある魔性の森と呼ばれる一帯に彼らの姿を見ることができる。高度な知能を持つことに依然変わりはなく、それは多くの者が認めていることだが、残念ながらその言語は解読されておらず、好戦的な彼らとの相互理解を深めるにはこの時代においても至っていない。ただし、より体系的な種族内での地位制度は多少知られるようになった。有識者の間で言うところのElder-Lizardman(エルダーリザードマン)は、指導者階級にあるリザードマンである。「真に強靭な戦士には優れた倫理と明晰なる頭脳が備わる」という価値観から、戦士としての力量を持つ者こそ、一族を代表する資格を有する者とされる。ほとんどの場合、外見からもその並外れた腕力は想像に足る巨体であることも付け加えておく。 もう一例、特徴的な階級にLizard-Shaman(リザードシャーマン)というものがある。彼らの社会では「赤い鱗を持って生まれた子は神の力が宿る」と信じられており、司祭としての特別な英才教育が課せられ、宗教的儀礼や魔術はもちろん、格闘技術にも優れた特権階級への道が約束される。腕力という意味ではまさに実力主義のリザードマン社会にあって、彼らの階級は相当にイレギュラーといえるだろう。

 そうした風習はただの迷信とも言い切れず、第十三王朝時代にガルシスの魔力によって現れたリザードマンの姿が一様に赤褐色であったことに着目すると浮かび上がる事象がある。少なくとも当時の記録には赤い肌のリザードマンばかりが記され、むしろそれがリザードマンとしての一般的な姿とさえ思われていた。それはつまり魔術の高い素質があったからこそそうした種のリザードマンたちがザナドゥに引き寄せられたのだとも想像に難しくない。ちなみに当時魔術を使うのはLizard-Master(リザードマスター)などとも呼ばれた、もっぱら年老いたリザードマンたちであり、衰えた筋力を魔力を以て補い威厳を示していたのだと考えられている。若者はむしろその風習に魔術の素質を閉ざされていたのかもしれない。裏付けされた慣習を持つ種族なのかもしれないと、単純でない想像の余地がある分、リザードマンとはやはり高等な種族である証拠なのであろう。

—解説—————-

 ボスキャラを除けば、レベル3最強の敵だと思うのだが、ぶっちゃけビホルダーとかのが遥かにうっとおしいし、ユイナルとか面倒臭いし、全般的に敵が強くなってるので、どうせ強いからと後回しにしてたら、いつのまにか普通に戦えるようになってたりする。個人的にはザナドゥの敵キャラの中では一番カッコいいと思う。トカゲなのに赤いってのが当時は斬新で鮮烈に見えたものです。まあその辺は敵キャラに使える色が他になかっただけの話なんですが。

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