Flylly

 マージたちには地下兎などとも呼ばれるように、兎によく似た姿をしているが、耳に見えるのは翼である。草原を跳ねまわるようなことはなく、ゆったりと浮遊しながら、いつも群れをなして餌となる昆虫を探している。後ろ足よりも前足が長く、一般的な四足歩行動物のそれよりは、むしろ鳥類の鉤爪に似た前足をしている。後ろ足は体毛に隠れてしまってよく見えないことも多い。種として目は退化しているらしい(忘れがちではあるが迷宮は地下にあるのだから退化する方がむしろ自然である)が、定期的にいくつかの場所を移動する習性があり、「魔法使いのテンプル」の調査によれば、これが月の満ち欠けに対応しているらしいことがわかっている。地下世界において、ましてや目も見えないのにどうやって、月の満ち欠けを感知しているのか、正確なところはわからないが、月光にはアストラスという地下にも届く光が含まれているため、これを感知することのできる器官を体内に有しているのだろうことは、専門家の間では定説となっている。

 フライリィはガルシスが異界から呼び出したり、魔法で生み出した生物ではなく、元々地下Gandic地方の鉱山付近に生息していた野生生物である。遠巻きに見る分には兎同様に温厚な動物ではあるが、激しい防御本能があるので、その愛くるしさに気を緩め不用意に近づくのはお勧めしない。彼らとて人間などという得体の知れない凶暴な生物に襲われるのはまっぴら御免なのだ。

 

—解説————

 ザナドゥデータブックVol.2からほぼ原文をなぞる形での内容です。イメージはだいぶ適当に書いてしまったので、書き直す時間があれば何とかしたいところ。後ろ足のレイヤー統合し忘れてるし(-_-;) 本編中では赤単色なのですが、茶系の体毛イメージだったかなと今更に考えます。

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