Cave Fisher

 洞窟など太陽光の当たらない場所に生息するケーブフィッシャーは、長らく爬虫類の仲間と考えられてきた。大型の部類に入る体長でありながらも昆虫しか食さない食性など、爬虫類に寄った特徴を色濃く持ち合わせていたからだ。ところがある時、とある勇敢な戦士がケーブフィッシャーを仕留めて死体を持ち帰り、魔術師たちがそれに掛かる魔法を解呪した。すると驚くことなかれ、その本来の姿は蚤の一種であった。なるほど、ケーブフィッシャー最大の特徴とも言える10ヤードをも一気に跳ぶその跳躍力が、他の爬虫類に見ないものであったのも当然である。魔術師たちはガルシスの魔力が生態系そのものを揺るがす程に強力なものとなっていることに危機感を募らせている。
 ケーブフィッシャーは通常、雄と雌が別々に行動している。雄は最も闘争心に溢れ、力の強いものがリーダーとなり、集団を率いて行動する一方、雌は単独で行動する。好奇心に溢れ、人間を見つけると、近寄ってきては退化してしまった目の代わりに噛むことで知覚しようとするので注意が必要だ。かといって、この雌を殺してしまうと、雄の怒りを買うこととなり、そのしなやかで柔軟性と敏捷性に富んだ尾によって鞭打たれることとなる。目が悪い割には人の顔も百人程度は覚えられる記憶力を持っている上に、どうやら人の心を読む力を持っているらしいので、目をつけられないようにすることだ。ちなみに腹部攻撃への耐性は無いに等しいが、狙えば圧死させられることも間違い無しなので、そうした浅知恵は捨てたほうが良い。嗅覚の鋭い者であれば腐ったレモンのような臭いで存在を知ることができるだろう。

–解説————–
 モンスターマニュアルに見る単眼のジト目と、ゲーム内でピョコピョコと動き回る様はキモカワである。別段強いわけでもなく、かといってお得感のある相手なわけでもないので、流して倒してしまう感じはむしろ空気な気はしなくもないが、個人的にはそういうキャラも嫌いではない。初期のプレイ当時には勝手に思い込んでいたスベスベの肌とまあるい猫背にどちらかと言えば愛着を持っていた方だ。データブックで正体が蚤だと知り、随分と印象も変わったが、それでもまあリアル方向に倒していくとああなるのかもしれないと違和感はなかった。だがしかし、XANADUファイルのアレは何なのだろう。まるで筋肉質なリザードマンが四つん這いになって表れたような、そうまるでスパイダーマンスタイル!ドット絵のキャラとはもうまるっきり別の生物。あの絵、誰が書いたのだろう。想像力ってすごいなぁと思わざるを得ないw

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